豪快な打下し、タフな打上げ、狭いホールにグリーンはブラインドと究極に近いトリッキーなコース『上武カントリークラブ』のご紹介です。
まず先にお断りしておきたいのは、昔、個人的に良くラウンドさせていただいており、思い入れがあるコースのひとつです。そのため、気を付けて書きますが、若干過大評価になるかもしれませんので、ご了承ください。
わたくしが昔、毎年のようにラウンドしていた頃(2004~2009年)は、鬼石コースといった9ホールが若干離れた場所にありましたが、平成25(2013)年8月に閉鎖され、現在は浄法寺コース(OUT、IN)のみの18ホールとなっています。また、運営会社が変わり、昔に比べると企業努力しているなという印象に変わりました。
コースはアップダウンが激しく、各ホールのフェアウェイは狭く、グリーンはブラインドになっているホールが多い山岳コースになっています。ホールレイアウトを知らずに初めてラウンドするには難しいです。ただ、距離は短いので、方向性に自信があり、マネジメントが上手い方は良いスコアも出るのかなと思います。
また、昔はカートに設置されていなかったナビが設置され、かなり便利になりました。もちろんスコア入力機能もあり、コンペではリーダーボードで順位がわかるので、盛り上がること間違いなしです。
実際にラウンドしてみて特徴的なホールと攻略方法をご紹介します。
OUT1番ホール(140ヤード パー3)
極端な打下しとなっており、距離感が難しいショートホール。奥のOBは浅く、打下し分の計算が上手くできないと危険。
OUTスタートの場合、いきなりウェッジでのティーショットの可能性があります。朝一からの奥のOBは避け、まずは手前から攻める。方向性に自信のない方は左右グリーンの真ん中に狙うつもりで、気楽なショットを心掛けよう。
わたくし的には30~40ヤードの距離を引いたクラブで攻める。
OUT4番ホール(511ヤード パー5)
ティーショットが打下しで、ホールの中央に大きな池が配置されたロングホール。左右がOBで、右サイドのOBラインは特に浅いため、注意が必要。
ティーショットは270ヤードぐらい飛ぶ方は池に届いてしまうため、注意が必要。左サイドの山裾から攻めたいが、OB杭が山裾中央にあり、ラフも深く、意外とボールは落ちてこない。フェアウェイの左サイドにショットしよう。
セカンドショットは中央の池を越える自信がないのであれば、池の手前にレイアップし、4オン狙いに切替えよう。なお、右のOBが更に浅くなるので、左サイド狙いを徹底!
グリーンを狙うショットも右グリーンの場合は安全にグリーン左サイドを狙おう。
OUT7番ホール(390ヤード パー4)
このコースでは距離的に一番タフで、右ドッグレッグの打上げのミドルホール。
右サイドのOBが比較的浅いため、ティーショットは左の山裾の小さい木を目掛けて思い切り振り抜こう。
セカンドショットはかなり打上げているので、大きめのクラブで打ちたいところだが、グリーンが奥から下っているため、欲張らず手前から攻めよう。
IN10番ホール(357ヤード パー4)
左右OBでかなり打下しているミドルホール。グリーン手前に池が配置されている。
距離の出る方はグリーンまで届くが、グリーン手前には池もあり、左右OBが浅く、かなり危険なので、アイアンでフェアウェイを確実に狙おう。
グリーン周りのOBは浅いので、セカンドショットはグリーンとサブグリーンの間で良しとしよう。
IN15番ホール(136ヤード パー3)
谷越えのプレッシャーがかかるショートホール。
ティーショットはまず谷を確実に越えるクラブを選択し、あとは運に任せよう(笑)!
多少のオーバーであれば、奥の石垣から跳ね返ってグリーンオンしたり、奥の山の傾斜をボールが転がり落ちてグリーンオンしたりとラッキーに遭遇することも。ただ、石垣にボールがくっついてしまうとバックスイングできず、思わぬペナルティになることも。。。
IN16番ホール(462ヤード パー5)
打下しでグリーンが見えず、左右OBの極端に狭いロングホール。
ティーショットが成功すれば、2オンも可能ではあるが、経験上、一番無理をしてはいけないホール。ティーショットは方向性重視のクラブ選択で確実にフェアウェイをキープしよう。
セカンドショットは右グリーン手前に池が配置されており、右グリーンの場合は池とグリーンの間はほとんどないので、注意しよう。また、ブラインドで打下しているので、レイアップしたつもりが池に届いてしまうことも多々あるので、池までは十分に距離をとったクラブを選択しよう。
最後に繰り返そう。このホールは決してチャンスホールではない、大叩きを確実に回避するホールである。(By にしごん)
他の情報は以下のとおり。
・レストランメニューにデカ盛りメニューがあり、工夫している印象がありました。一人では食べきれそうもない量なので、みんなでシェアするつもりで注文してみてください。(2021年11月時点)
・グリーンのメンテナンスが良く感じました。グリーンの傾斜も相まって難しいホールもいくつかあるので、注意が必要です。
・ロッカーや風呂、トイレなどの施設については、この値段設定の山岳コースにしては、比較的綺麗でした。ロッカーは仕切りが上下で共有されており、土日などの客の多い日はとても狭いです。また、シャワーの水圧が弱く、ここは改善して欲しい点ですね。
・コストパフォーマンスはかなり良いと思います。
・アクセスは関越自動車道『本庄IC』から約13km(20分程度)です。
ご清聴ありがとうございました!
コメント